メカニズムと効果
アレルギー性鼻炎の反応を起こす場となっている鼻粘膜を、アルゴンプラズマで組織凝固をし、鼻粘膜表面の活性を奪ってくしゃみ・鼻水・鼻づまりを抑えるものです。
アルゴンプラズマで鼻粘膜を焼灼し固めることで、アレルギーの元となる抗原の侵入を防ぐ事ができますので、アレルギー性鼻炎に有効とされています。
レーザーを照射する治療よりも浸達度が浅く、焼けすぎることが少ないといわれています。
細長いプローブを鼻に挿入し、下鼻甲介という部位の鼻粘膜にアルゴンプラズマを噴射しながら高周波電流を流します。
効果は個人差がありますが、鼻づまりにもっとも有効といわれ、効果持続期間は粘膜が再生するまでの1〜2年間といわれています。これにより薬物療法がまったく不要になる場合もあれば、薬の使用量を減らすことも可能です。
良い適応になる場合
- 内服薬や点鼻薬などの薬物治療を行っても効果が少ない場合。
- アレルギー性鼻炎の種々の症状の中でも特に鼻づまりの症状でお悩みの方
- 薬物療法が難しい場合、(定期的通院が難しい方、授乳中の方など)
良い適応にならない場合
- 局所麻酔薬に過敏症がある場合
- 学童期以下の小児。(意義を理解したり施術を静かに受けられないため)
- 心臓ペースメーカーを装着している方。
- 抗凝固薬(血が固まりづらい薬)を服用中の方で、一時的にもその薬を止めることができない場合。
- 花粉症の季節の真っ最中で症状が極度にひどい場合。
- 鼻中隔弯曲症など、元来構造上鼻が狭い人は治療効果が限られます。
- 妊娠中の場合、施術の適応が制限される場合があります。(妊娠を予定している場合は妊娠前にこの治療を受けることをお勧めします)
施行方法
- 局所麻酔液をスプレーし、その後麻酔薬を浸した細長いガーゼを鼻の中に30分程度留置して無痛状態を作ります。
- 留置したガーゼを抜いてから、細長いプローブを鼻に挿入し下鼻甲介をアルゴンプラズマにて焼灼します。鼻粘膜焼灼にかかる時間は両側で10〜15分程度です。
- 術後は1週間目くらいに受診していただき鼻の中をチェックします。その後は状況に応じて来院していただきます。
注意点
- 術後は焼灼した鼻粘膜が腫脹するため、1〜2週間(場合により1ヶ月間近く)は施術前以上に鼻水・鼻づまりが強くなりますが、粘膜腫脹の消失とともに症状が改善し、手術の効果が現れてきます。
- 術後はしばらくの間、激しい運動や水泳は控えていただきます。
保険が適用できる治療です。料金は手術費用のみで6,000〜8,000円くらいです。
|